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Foreword
彼女の名前は、万法院妖子(まんほういん ようこ)。
彼女はとりわけ美人というわけでもなく、大金持ちでもなく、一流の学校出身でもなく、オリンピック選手だったこともない、どこにでもいそうな、ごく普通の生活をしている一般人でした。
図書館の司書をして生計をたて、ひとり娘を育てている普通のシングルマザー。
でも、たったひとつ、他の人と違うところがありました。
それは、彼女は、魔法使いだったのです――。
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