自信と不安の比例。

7/12
前へ
/93ページ
次へ
炊き込みご飯を炊飯器にセットして、 リカの作ったおつまみの数々の盛りつけを手伝ったころ、ちょうどチャイムが鳴る。 純さんたちが帰ってきた。 ふたりで顔を見合わせてから、リカは真剣な目で言った。 「あたしも初めて会うの。サツキ、ありがとう…へんなことを言ったらお願い」 って。 リカも不安があったんだ。 それはあたしたち精神を病んで病院に通っている同士の、同志だった。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加