章はテキトーに切り替えますw

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小説『隣の家の少女』ジャック・ケッチャム著 劇薬小説で有名な作品です。 ※劇薬小説とは、読了後、最悪な後味を味わわせてくれる小説のこと。 映画化もされたので、知ってる人も多いんじゃないでしょうか。 そしてあのスティーブン・キングも絶賛してます。 私もこの小説の存在は知ってたんだけど、読むのになかなか思い切れなくて、先日やっと読了しました。 ただ、読み始めると止まらない! 最悪の結末が待ち受けているのが分かっているのに、どこまで最悪なのか、そして実はどこかに欠片でも救いがあるんじゃないかと、そんな甘い期待を抱きながら読み進めました。 結果は…… それなのに、こんなにざらついた、陰惨な内容であるにも関わらず、どこか憧れに似た気持ちを抱いてしまったんです。 それは、日常の光の中で、陰になる部分には必ず存在するだろう狂気を、そしてそれは自分自身の中にもあって、這い出る隙を扉の影から覗いているだろう事を、心の奥底で知っているからだと思います。 その狂気を、この作者は直視し、描き切ってる。そこに憧れ、溺れてしまうのではないでしょうか。 絶賛してるようですが、これは劇薬です。 取扱注意の札が必要です。 もし読む機会があれば、くれぐれもご注意を……
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