第1話 オカルト研究部の日常

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「え~、それではこれより、第748回どうやったら宇宙人は現れるんでしょうか会議を開催しま~す!」 小さな部室に一条二葉(イチジョウフタバ)の元気な声が響いた。 一見小柄で可愛らしい容姿だが、頭からアンテナの突き出たおかしな少年である。 「いや、748回ってどんだけ開催してんだよ。大体、部員俺ら2人だけなのに何言ってんだ。俺は1度もやった覚えないぞ。」 それに冷静なツッコミを入れるのは花守真也(ハナモリシンヤ)。 濃い色の茶髪に片耳ピアス、そして180センチを超える長身の少年である。 ここは、オカルト研究部。通称オカ研。 この草ヶ部高校(クサカベコウコウ)で最も部員数の少ない部活である。
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