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「お父さんかっこよかった!
おじちゃんもかっこよかったよ!」
「ありがとうな!
お父さんよりおじちゃんの方がかっこよかったやろ~(笑)」
相方はそう言いながら息子の頭を撫でていた。
僕は笑いながらふとベンチに目を向けるとさっきの女性が帰っていくところだった。
子供の手を引くその女性の後ろ姿をずっと見てしまっていた。
「あなた、今日は森本くんと飲みに行くんでしょ?
時間大丈夫なん?」
僕はハッと我に返ったかのように妻の方を向いた。
「あぁまだ時間はあるよ。
今日あいつ遅くなるって言ってたから。」
「私らはこのまま外で食べるけど、あなたどうする?
時間あるなら一緒に行く?」
「そやな、飲みに行ってもどうせ食わんし。
明も行くか?」
「じゃぁお言葉に甘えて。」
僕の家族と相方の4人で近くのファミレスに行き、食べ終わった後、そのまま店の前で別れて森本との待ち合わせ場所に向かった。
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