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「でももう遅いから、また今度」
身動きできない僕にそう言うと
隣にならんだペットボトルを掴み直して
「おやすみ」
ココさんはにっこり微笑み去って行く。
(なんだよ……今の……?)
胸がチクンと痛む。
だけど今は――。
「そうだ……早く寝ないと!」
ただでさえ混乱しているのに
これ以上は何も考えられなかった。
帰宅した悠月さんとの気まずい再会を避けるため
大至急寝る支度をしなくては――。
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