第1章 練習台の男

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忙しくしてないと この気持ちを ――どうしていいか分からなくなる。 悠月さんもそうだろうか? だから帰ってこない? それとも 昨日の事なんて もうすっかり忘れて いつもみたいに 仕事に没頭してるだけだろうか? 「あ、そういえば今日、悠月のドラマの日だ」 デザートのプリンを食べ終えたココさんが スプーン咥えたまま思い出したように言った。
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