再会

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亮助「なっ!くそっ!」 やぶは刀を握る手に力を入れ、Tに向かって駆け出した。 亮助「乱風!斬切舞!」 やぶは刀を目にも留まらぬ速さで振り出した。 一振りするごとに碧い刃がTへと襲いかかる。 T「伍ノ型…無月」 それに対しTは、右手の刀を逆手持ちに変えた。 そして、目にも留まらぬ速さでその刃を切っていく。 口に咥えた刀を使わず両手だけの刀でひたすら切っていく。 亮助「くそっ!」 そうしているうちに2人の距離は縮まり、刀を交える距離に近付いた。 キンッ! 金属音が響く。 やぶの刀は一本に対し、Tの刀は3本。 明らかに分が悪い。 T「大人しく斬られろ」 Tは左手の刀を振り上げた。 やぶは刀を一度自分のもとへ引き戻すべきなのだが、戻すとTの右手の刀が自由になり余計にTが有利になる。 危機一髪か。 亮助「いや……。まだ俺の力をなめてるな」 Tがやぶの頭にめがけて振り下ろす。 ガッ! T「…!」 Tの刀を防いだのは1匹の龍だった。
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