太陽と……

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時は明治に変わっていった。 洋服がチラホラ出回り始める。 「髪も切るか……」 新撰組の一同も、髪を短くし始めた。 「お~!写真で見た姿~!」 土方の姿に手を叩いて喜ぶ柚。 「柚さん!(ちゃん!)どう?」 沖田と藤堂も、ジャン!と両手を広げた。 「格好いい~!」 にっこり笑って答える柚に、照れる2人。 「なんか、まだ動きにくいんだけど」 真っ赤になる藤堂。 「そのうち慣れますよ!」 柚は、藤堂の肩を叩いた。 「さ、柚はこっちの方が見たいでしょ!」 伊東の声に顔を上げると、 後ろから伊東に押されて、恥ずかしがりながら出てきた山崎の姿があった。 「……すすむん…髪……」 女形になる事がある山崎は、髪を切らないだろうと思っていた柚は、その姿に驚く。 「潜入の時は、カツラがあるからって土方副長に言われたんやけど……」 頭をかきながら言うも、視線を合わせられない山崎。 ……ヤバイ……照れてるすすむん…萌え~ しかも、めっちゃカッコいい。。。 「山崎が照れてる!」 永倉が大笑いした為、山崎はさらに赤くなった。
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