740人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前はかぐや姫なんかやない言うたろ?
皆を照らしてくれた太陽や!」
「そうそう!柚がいると、隊士たちも笑顔になるしな!」
山崎が柚の頭を撫でると、永倉もそう言って笑った。
激動の時代。
反逆者とされ散っていった史実を変える事ができた。
新撰組の活躍や、事件や勇姿が、もしかしたら、未来に残らないかもしれない。
けど、
結果、警察庁の基盤つくりに参加した一同は、
初代警察庁の一員として名を残した。
「お前に出会えたから、皆が笑顔で居られるんや。
ここは、太陽のいる場所や。」
山崎の笑顔に、止まってた涙が再び流れた。
同じ未来を見つめ、共に戦った同士たち。
幕はあがったばかり。
この先、どんな事があるかは分からない。
けど、きっと乗り越えていける。
だって、あなたたちは
新撰組なんだもの!
どうか皆の笑顔がずっと枯れませんように……
最初のコメントを投稿しよう!