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翌朝ーー。
「柚くん、昨日の夜は、君は俺たちの部屋で、何をしていたんだね?」
朝餉の支度をしていた柚に、永倉がにっこり話しかけた。
「え?……いや、別に」
目が泳ぐ柚。
「起きてみたら、体に蝋が付いていたんだよ」
にっこり近づく永倉。
「明里ちゃん、支度お願い」
柚は、明里に菜箸を渡すと、一目散に…………逃げた。
「待ちやがれ~!」
追いかける永倉。
「ちょっ、来ないでよ~!」
ドタバタ追いかけっこが始まった。
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