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「だってぇ~……」
と言ったものの、自分が悪いと分かっているから反論できず口を尖らせる。
「お前は朝から何やってんだ!」
片手で柚の膨れたほっぺを掴むと
「ええ、副長も、朝から何なさってんですかね?」
朔を抱えた山崎が、にこやかに立っていた。
「あ"?」
と、振り返る土方。
真っ黒なオーラの山崎に、今の体勢を思い出す……。
「わぁ!いや、ちげぇんだ!」
飛び上がる土方。
「柚~……永倉さんに何かしたん?」
「……蝋……垂らした……」
「はぁ??」
山崎の怖い笑顔に、白状する柚。
柚の言葉に、驚く土方。
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