慌ただしい日常

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「お」 鍋にミネストローネも発見。これは火にかけて チキンも暖めて 「うまーい」 父さんの慣れた味で、胃袋から全身が安心する感じ ゆっくりまったり食事をして、不思議だけど腹一杯になると色々どうでも良くなる 「そうだ、写真集」 母さんの写真集があるとか和泉が言ってたなー 2階の父さんの部屋に入り、綺麗に並べられている本棚を探る 父さんは別に几帳面ではないから、この綺麗さは単に触ってないだけ ベッド周りとクローゼットはこれぞ父さん、て感じの散らかり具合 外ではモモヒキなんて知らないような服装のクセに、家ではきっちり積まれたモモヒキの上下が並ぶ 「ないなー」 本棚には見当たらない 無駄にロシア語やらドイツ語の洋書が並んでるけど、多分これは読んでない ベッドサイドに積まれてる本を覗く こっちは読んでるっぽいな 「お!」 white、と書かれた女の人、女の子?の写真集 これかな 父さんのベッドに寝転び表紙を開く
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