その中身、乙女!?(タケ&とも)

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*『サクラの季節 Ⅱ ~その後の季節~』  【ハードボイルドに攫って】その後* 「ね、タケ。アキラさんの誕生日って何買おうか決まってるの?」 連れてこられたのは以前も皆で言ったモール。 バイクを降りてそこに並んで足を踏み入れながら、ともは傍らの大きい男を見上げた。 タケはちらりとともを見下ろして。 眉間に眉を寄せる。 「……いや」 「なんと、」 「……さて、どうすっか」 入口すぐに会った案内板を見ながらタケはたくましい腕を組んだ。 「とりあえず……メンズモノ置いてる階にあがろうか?」 「そうだな」 エスカレーターで目的の階まで上がり、2人は足を進めた。 「アキラさんって何が好きなの?」 「あぁ?……しらねぇな」 「えっ」 「とりあえず、コーヒーじゃねぇか?」 それはカフェをやってるからじゃ…… その一言は口から出さずに、ともは売り場を眺めた。
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