~蒼&輝一編~

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「キイ、」 そんなキイといつも一緒にいたのは、やっぱり蒼。 「蒼ちゃん、……って、なに!?髪、青っ」 「あぁ?うっせーな。てめぇだけ目立つんじゃねぇよ」 「僕だけって……あはは、そうだよね!っていうか、蒼ちゃんその青、すっごく似合う!」 「だろ?」 そうなると、案の定。 蒼とキイはその染めた髪により、上級生に目をつけられ。 「ちょっと顔貸せよ」 それは、学校創立以来の大喧嘩となった。 「はっ、どの面下げて顔貸せ何て言った」 「蒼ちゃんのドロップキック、ちょーキマッてた!」 「くくっ、お前の回し蹴りもな」 ボロボロになった2人はそれでも2人立ったまま。 ギャラリーは学校一強いといわれていた男のグループが校庭に倒れているのを見て。 次に何をしたかというと。 きゃーっ、西嶋君!! 奈良くーん!!かわいいー!!! あの3年倒したんだろ!?あの二人、すげーよな!! あっという間に噂は広まって。 * 「んで、西中の西嶋と、奈良。その頃会ってなくてよかったじゃねぇの」 「くくっ、北中のお前らもな」 蓮がともに甘甘アピールをする後ろで交わされていた、会話。 【俺たちのあの頃~蒼&輝一編~】
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