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「あら、普段からガンガンはいてれば、つつかないわよ。
めったに見れないおみ足だから、こうして堪能してるのよ」
松村さんの言動が、オヤジ化しているのは、気のせいではないはずだ。
これでは、飲み屋のセクハラオヤジではないか。
「ねえ、森君も、似合うと思うでしょ?」
「うん、すごく似合ってる。
…もしかして、今日は俺と祭に行くつもりで…」
「違います、直人君とです」
しまった!
ばらしてしまった。
「あー、そういうこと」
にやりとする、森主任。
「え?直人君って、もしかして彼氏?」
一人、話の見えない松村さんが、きょろきょろする。
「うん、俺と二股かけてんですよ、史信ちゃん」
「…本命は直人君ですけどね」
ガクッと肩を落とす彼を見て、ひそかに勝った!と思ってしまった。
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