ロマンスについての自己分析による序章

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現実世界に、ロマンスなんてあるんでしょうか。 身分違いの恋。 幼馴染との恋。 教師と生徒の禁断の恋。 先輩後輩の恋。 どれも憧れたけど、私には縁がなかった。 燃えるような、恋い焦がれる、愛し愛される、というキーワードのロマンスは、私には似合わないから。 きっと、私には貧乏神が取りついているに違いない。 ロマンスの要素を、ことごとく排除してしまうのだ。 特別美人とか、ダイナマイトボディでなくても、ロマンスは訪れるはずだけど、決して高望みしてるつもりはないのに、私にはあり得ないのだろう。 ロマンスの貧乏神を背負っているから。
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