花粉と春の訪れ

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「お分かりいただけましたか?あなたの軽率な行動は、こういう結果につながったわけです。 わからないのは仕方ありません。 でも確認もせず、しかも関係部署に話も通さず、挙句の果てには、責任をこちらになすりつけて、知らん顔。お客様に謝りもしない。 そして、謝罪に来たと言いながら、実際には、自己弁護ですよね。 それから、松村さんは、もともとここの社員で大先輩です。年上だから偉いわけじゃないけど、目上の人にいうセリフではないですよね。もう少し、考えてください」 一気に言った。 係長や新条さんから言うよりも、同性である私から言った方が、効き目があるはず。そう思ったからだ。 まあ、彼女の態度に腹を据えかねたのも大きいけど。 「う・・・ひどい」 ポロリと涙。 あーあ、高井さん、女の武器丸出し。 同性には、バレバレなんだけど、馬鹿な男には効果的なんだろうな。 「・・・両角さん、そこまで言わなくてもさあ。 高井さんも反省してるんだし。ほら、先輩風をふかすと、後輩いじめになっちゃうよー。お局になりたくないだろ、君だって」 ほら、さっそく餌食になった佐藤課長。
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