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「大成ー、泡風呂ってさ、先に身体洗ってから入る物?」
「俺……泡風呂入った事……無い」
「オレもー」
とりあえず先に身体洗っておけば間違いはないかな。
軽くシャワーを浴びて備え付けのスポンジとボディーソープを手に取る。
それからクルリと振り返り「大成、洗ってあげる」とニッコリ微笑むと、大成がジリジリと後退った。
「何で逃げるんだよー」
「いや……自分で……」
「一緒に入る時くらい、いいじゃん。背中も流してあげる」
泡立ったスポンジを手に徐々に近付くと、大成も距離をとったまま後ろに下がる。
その大成の背中が浴室の壁に着いた途端、オレは心の中でガッツポーズをしていた。
「これでもう逃げられないよな?」
「椎馬……あの……」
大成の胸の辺りにスポンジを当て、ゆっくりと撫でる。
「大丈夫、洗うだけだから」
スポンジを持った手と反対の手に泡を付けて大成の乳首に触れると、大成の身体が僅かに身動いだ。
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