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「違う……そうじゃなくて……」
「だってイってないし」
「でも……椎馬は……」
後ろの穴を弄っていたから、大成もオレが中に欲しいのが解ったらしい。
いつだってそう、大成はオレを優先してくれる。
盆栽市のデートだって、大成は最初は遠慮して『行かない』と言っていた。
でもオレが見てみたいと言ったから、二人で一緒に行ったんだ。
オレはさ、大成が喜んでくれればそれでいいって思っただけなんだよ。
案の定、盆栽好きのおじいちゃんに囲まれてても大成は楽しそうだったし。
オレの所為で大成に我慢してほしくない。
「大成……」
ずっと立ち膝の体勢だったから立ち上がる時に少しふらついたけど、大成がその身体を支えてくれる。
大成だって、このままの状態で放置は辛いよな。
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