第1章

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「通りたいな…通してくれる?」 …。 「いいよ、でもお姉ちゃんここ通ったら帰りは遊んでね?」 この子何考えてるの? 一度、振り返って学校を確認する。 その時… 「あ、お姉ちゃん…通ったら振り向かないでね。振り向いたらお姉ちゃんもお姉ちゃんのお母さんも死んじゃうよ?」 そう言いながら 私の手に自分の手を繋いできた。 その子の手は凄く冷たくて この世の物とは思えない ぐらいとても冷たい。 振り向くのを諦め少女の方を向き直すと 「あ、あ…貴女も付いてくるの?」 っとその子に聞く 「お姉ちゃんと遊ぶには振り向けないでしょ?だからついていくの、そして手を繋いでたら一緒に居られるでしょう?」 …考えがゾッとした…。
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