第1章

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「パパ~抱っこ~」 昔の夢だ…パパが居る…。 「良いぞ~それ~!」 喜んでる私。 あの時の幸せを思い出すたび 心が涙が溢れ出す。 寝てても泣いてると分かる私 お父さん、今 私ね ひとりぼっちなんだよ。 ねぇ、助けてよ… 「ね、…ちゃん…あ…ちゃん…ねぇ??亜美ちゃん??起きて??」 ガバッと起きる私。 忘れてた、今授業中。 「ごめん…寝てた」 私は重たい頭を上げ黒板に 目をやると先生と目が合う。 「どうした、神崎 お前泣いてたのか?」 え?あ… 「あ??大丈夫です すいません、トイレ行っても良いですか?」 授業中なのにクラスは大爆笑。 私は泣いてる事を見て欲しくなくて 父親が居なくて寂しいのを堪えながら生きてるのを 見られたくなくて すぐにトイレへ駆け込んだ。
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