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「パパ~抱っこ~」
昔の夢だ…パパが居る…。
「良いぞ~それ~!」
喜んでる私。
あの時の幸せを思い出すたび
心が涙が溢れ出す。
寝てても泣いてると分かる私
お父さん、今 私ね
ひとりぼっちなんだよ。
ねぇ、助けてよ…
「ね、…ちゃん…あ…ちゃん…ねぇ??亜美ちゃん??起きて??」
ガバッと起きる私。
忘れてた、今授業中。
「ごめん…寝てた」
私は重たい頭を上げ黒板に
目をやると先生と目が合う。
「どうした、神崎 お前泣いてたのか?」
え?あ…
「あ??大丈夫です すいません、トイレ行っても良いですか?」
授業中なのにクラスは大爆笑。
私は泣いてる事を見て欲しくなくて
父親が居なくて寂しいのを堪えながら生きてるのを
見られたくなくて
すぐにトイレへ駆け込んだ。
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