第2章

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大きな病院を紹介してくれる事になり 2つの病院の名前を出され 「どっちがいい?」 と、聞かれたが どちらも、名前は知ってるが、何処にあるのか全く分からないよしみは 「場所が分からない」 と、言ったら 「場所はいいから!」 怒られてしまった 『場所が分からないと行かれないじゃんねえ~』 なんて、よしみが思っていると 「○○病院は、山を越えて行かなきゃいけないから、○○病院の方が行くのは楽かな」 先生は、よしみに言った それを聞いてよしみは 「じゃあ○○病院で」 と、答えたよしみだが 実は、病院に行く気は全く無かったのだった しかし、先生はそれをしっかり見抜いていた 「紹介状だけじゃ、あなたは行かないだろう 全身に転移して、どうにもならなくなってから、また私の所に来られても困るから」 そう言って、病院の予約まで取ってくれる事になった 『バレテル』心の中で舌を出してる、よしみだった 仕事には、もう間に合いそうになかったから よしみは 紹介状と、予約を取るのを待っている間に 職場に 「病院によってるから、遅れる」 と、電話した
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