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大きな病院を紹介してくれる事になり
2つの病院の名前を出され
「どっちがいい?」
と、聞かれたが
どちらも、名前は知ってるが、何処にあるのか全く分からないよしみは
「場所が分からない」
と、言ったら
「場所はいいから!」
怒られてしまった
『場所が分からないと行かれないじゃんねえ~』
なんて、よしみが思っていると
「○○病院は、山を越えて行かなきゃいけないから、○○病院の方が行くのは楽かな」
先生は、よしみに言った
それを聞いてよしみは
「じゃあ○○病院で」
と、答えたよしみだが
実は、病院に行く気は全く無かったのだった
しかし、先生はそれをしっかり見抜いていた
「紹介状だけじゃ、あなたは行かないだろう
全身に転移して、どうにもならなくなってから、また私の所に来られても困るから」
そう言って、病院の予約まで取ってくれる事になった
『バレテル』心の中で舌を出してる、よしみだった
仕事には、もう間に合いそうになかったから
よしみは
紹介状と、予約を取るのを待っている間に
職場に
「病院によってるから、遅れる」
と、電話した
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