第3章

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そんな矢先 働いている店の責任者が、変わる事になった 事実上、店長不在の店になってしまうため 「これから先、棚卸しなどをやってほしい」 と、店長に頼まれたよしみだが 「お断りします」 そうキッパリ返した 理由を聞かれ よしみは、仕方なく 「ガンに間違いないだろうと、医師に言われているから、出勤出来るか分からないので」 そう説明した それから数日後 9月初め 店長は、1ヶ月分のシフトを作り あとは上司に丸投げして、居なくなってしまった シフトを見たよしみは、ビックリして言葉を失った 週6日、1日12時間以上 これでは、今までと同じ 『病院に行く時間なんて無いし、入院にでもなったらどうするんだ』 よしみは慌てて、新しい責任者になる店長の上司に電話した 事情を説明すると 「休みたい日を言えば、俺がなんとかするから 決まったら連絡してくれ」 そう言う上司に 「言えば、全部そっちでやってくれるんですね!!」 と、念を押した そんな事をやりながら よしみは、病院に行くまでに役場に行って、保険の手続きもしなくては、ならなかった
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