第1話 ｢始まりと､きっかけ｣

第2章

２０１３年８月２８日

病院へ行き､受け付けをすると

｢今日は､どうされました？｣
事務の人がよしみに聞いた

｢胸の所になんかシコリが出来て…｣
よしみは､ちょっと言葉を濁して答えた

受け付けを済ませ､待合室で待っていると
よしみの元に看護師さんがやって来た

｢見せてもらってもいいですか？｣
と､よしみを空いている検査室へと連れて行った

検査室に入ると
よしみは､服を持ち上げて
｢ここなんですけど｣
と､看護師さんに見せた

｢これですね｣
看護師さんは､そう言いながら触って確認した

よしみは､1番大きなシコリのすぐ左下を指して
｢こっちにも小さいのが出来てきて､脇にもあるんです｣
と､説明した

看護師さんは､小さな紙にメモを取ると､待合室の方を差し
｢ありがとうございます､もう少しあっちで待っていて下さいね｣
そう言って去って行った

よしみは､また待合室に戻り待っていた

しばらくすると､看護師さんに名前を呼ばれて､診察室の中へと入って行った

中には､年配の先生がいた