第2章

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入って、椅子に座り 少し説明すると 先生に 「そこに寝て」 と、言われたが 『服を脱いだ方がいいのか?』 よしみが戸惑っていると 看護師さんが手伝ってくれて、服を持ち上げて台に横になった 先生がシコリに触り 「痛くない?」 と、よしみに聞いた 「痛くないです」 よしみが答えると 先生は、シコリをギュッと摘んだ さすがに痛くて顔を歪めるよしみだった 起き上がり、椅子に座ったよしみに 「いつから?」 と、先生に聞かれたが、よしみにも定かではない 『多分4、5年くらいかな?』と、思い 「5年ぐらい」 と、答えた 「そんなに前から!?」 先生は、驚いていた 「おそらく癌だろう」 続けて先生は 「明日の午前中に、専門の先生が来るから、明日もう一度来て」 そう言われたが 「明日…」 渋るよしみに先生が聞いた 「仕事?」 「はい」 よしみが、答える 「何時から?」 先生がさらに聞く 「10時から」 それを聞いて、先生は 「じゃあ、朝一番で診るから、30分ぐらいで終わるから」 と、よしみを説得する 結局、押し切られて また明日の朝、病院に来る事になった
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