第1章

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囚われた その指が奏でる文章に 硝子細工のように繊細で どこまでも続く深海のように奥深い小説 綺麗な細い指先で文字を、言葉を、弄ぶように 私のこともきっと掌の上で転がすの でも、それでも、 貴方の傍にいられるのなら――
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