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「…って、そんなことしてる間に30分以上経ってしもーた。
すまんなぁ、如月ちゃん仕事大丈夫か?」
「はい、編集長には一言告げてありますし急ぎの仕事はないので。
伊庭さんこそ平気なんですか?」
「ん、俺はへーきっ
でもそろそろ如月ちゃん解放せなあかんな。
エレベーターまで送るから行こうか」
コーヒーの入っていた紙コップを捨て私たちは歩き出す
…やっぱりみんな忙しそう。
自分もいつか、あの人たちのように…
「やっぱり憧れる?」
「…はい、もっと実力をつけて上がってきます」
「良い心意気やな」
もっとここに居たい。
なんて後ろ髪引かれる思いで
私は伊庭さんと別れ
エレベーターに乗るのだった
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