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ちゅ、と軽くキスをすると哲は分厚いカーテンをひき、バスタブに水色の液体を注いでからお湯を張り始めた。
あっという間にバスのお湯の表面が虹色に輝く泡で埋まる。
「バブルバス?」
「ん。バンザイして」
言われるままに手をあげてしまってから、あ、脱がされてると気づく。
その間にも首筋や背筋にキスの雨が降ってきて、耐えられなくなって白いバスタブのふちに掴まってかろうじて体を支えた。
「入って?」
「二人じゃ狭くない?」
まず君が入ってというので、そろりとお湯の中に体を沈めて座る。つるんとした陶器の底にお尻がふれると滑りそうになった。
「まくらがあるだろ? そこに頭を乗せるんだよ」
ほんとだ、、、。暖かいお湯のベッドみたい。うっかりすると眠ってしまいそう。
「ちょっと詰めてくれる?」
そういわれて腰を少し引くと、私の膝小僧と胸のふくらみだけが泡の中から小山のように現れた。
哲が被さるようにお湯の中に入ってきた。狭い。
私をみてにっこりすると、手ですくったお湯を胸の頂きにタラタラとかける。
「なにして、、、あん」 ちょっとそれやめて。
哲の目がいたずらっぽくきらめいたかと思うと、泡のなかからちょん、と顔をだしてる頂きを口に含んでから舌でころがした。
「あぁーーっ!!」
自分でもびっくりするような声が出てしまった。
だって久しぶりなんだもの、、、。
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