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「…ってことで、実彩子お願い!」
「私は全然いいけど…」
私が西島くんのこと、相談する前に、千晃からのお願いがきた
それは、
真ちゃんと2人きりで喋りたいってこと、
…正直、千晃の発言にはびっくりした
だって、急に、まだ1回しか会ったことないと思うのに
…私だったらそんなこと、できないなあ
それに、横の席に西島くんは居るわけだから、なんだか遠いようで距離は近かったりして
だからこそ気まずいんだけど…
だからなんだかんだ千晃が羨ましかった
「與くんって何してるの?」
「なに?…んー、部活は入ってないと思うよ」
「そうなの?!へ~」
「うん。」
「そっか~、頑張らないと」
「え?」
「與くんと付き合えたらいいな~、ってね!」
「応援してる」
千晃の恋、ほんとにうまくいくといいな
私の恋も…ついでに叶っちゃったり、
…しないかな。
「よし、」
すると千晃は立ち上がり、
「やっぱ私1人でいく!與くんって何組?」
「えっとー、たしか4組かな」
「がんばるぞー!」
うん。頑張ってね
その言葉はまるまる私にも当てはまる言葉だった
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