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10年以上前の12月はじめ頃のすごい寒い日にバイトが早く終わったので友人4人と心霊スポットにいくことに。時刻は23時ごろだったと思います。
私は霊感はあまりないほうですが、霊の気配はなんとなく?分かる程度です。他の2名友人AとBは全く霊感がなく、他にすごい敏感な体質(心霊スポットや霊が出ると体調を崩します)な友人C、霊感がものすごいあって実際に良く見かけるという友人D名で行きました。途中の大きな霊園の傍の川の近くを通ったときに運転している友人Cがものすごいビビッているのを皆でからかいながら(Dはあそこにオッサンが立ってるで~とか言ってましたが)処刑場後に到着。処刑場跡の手前に車を止めて皆で行こうとしたのですが、Cが体調を崩してお腹が痛いというので、近くの茂みで・・・あまりにも苦痛を訴えるので、ちょっとからかう気にもなれず、みんな心配したりしてたのですが、なんとか持ち直したというのでCには車に残るよう言ったのですが、一人は怖いというので一緒にいくことに。その処刑場跡は道から10Mほど杉の人工林の中にありました。その杉も非常によく育っており大きな林に飲み込まれるような感じでひっそりとありました。
私達が最初に入り口に立ったときに少し変だなと思ったのは、入り口に作られたローソク立てのローソク全てに火がついていたこと。その数は30本前後だったと記憶しています。確かに風が強い日ではなかったのですが、深夜にローソクが全部ついていて消えてない。変だとは思いませんか?そのときの私達は(正確にはDを除く4人ですが)誰かついさっきまで来てたのかな?程度に考えてました。そしてローソク立ての傍を通ったときに異変が・・・空気が変わったのです。壁を越えたような、一気に空気が重たくなる。前に進みたいのですが、足が前に出なくなりました。前をみると霊感のないAとBが悠然と歩いていくではないですか・・・後ろでは私の2M後ろにお腹を押さえたCと仁王立ちするDが立ち止まっています。とりあえずヤバイと思った私はAとBに「ここヤバイからちょっと待てよ!」と叫んだのですが、談笑する彼らには聞こえてないのか、無視されたのか、彼らはそのまま進んでいきます。どうしようもないので、Dに「ここヤバイよな。あいつら止めないとまずいぞ」って言ったんですが、
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