第1章

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家に帰り、一通り家事をやり終わった頃に恭二が、仕事から帰ってきた あまり元気がない感じがする 「おかえりー何か飲む?」 「あぁ、じゃあ濃いお茶で」 高校生なのに渋いなと思いながら用意して出す 何気ない感じで聞いてみる 「今日の仕事は何だったの?」 「今日は会社のミーティングだった。 はぁ 航はさぁ、好きでもねー奴にお金のためとはいえ、抱かれること出来る?」 「え?俺が抱かれるってこと?抱くんじゃなく?男に?え?」 「いゃー経験はないからなんともだけど、好きならまだ考えられるけど、お金のためってどーなんだろ」 「航も実際困ってたじゃん。金が無くてさぁ もっと困ってて金あげるからどお?って言われてらどーする?」 「いや、日雇いもあるし、好きじゃないのに男でも女でも嫌だよ」 「じゃあ、親が病気でどうしてもお金が必要ならどーする?」
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