第2章

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バイクの後ろに乗せて家に帰る 晩飯食ってないから腹減った こいつ、バイクに乗り慣れてないのか、しがみついてる まぁ正直、可愛いと思ったけど、、、 面接の様な世間話の様な話を親父としている おかんが俺のカレーを温めている間、素知らぬ顔でその話を聞いていた 俺とたいして変わらない年齢でこんなに苦労する奴がまさか俺の周りにもう一人いるなんて思いもしなかった 無意識に涙を流している航の顔が凄くキレイでドキドキした でもその直後、物凄いお腹の音を鳴らした航が真っ赤になってる姿を見て、大爆笑しそうなのを堪えた 「はい、おかわり沢山あるし」 山盛りのカレーを渡した 餌付けしてるみてー  やばい、スゲー可愛い 久しぶりに腹の底から笑った 俺の部屋で寝泊まりか、、、 俺は男も女も来る者拒まずだ 本気で人を好きになったことはない 遊びの相手としかしてきてない こんな可愛いのにうっかり手を出したらヤバイよな、、、 親父とおかんに殺されるな 取り敢えず明日から陸を匿う準備をしなくてはだから、早く寝よう
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