第1章

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新宿で面接の待ち合わせのため東口に出てアルタ前に向かっていた 夜遅い時間が良くなかったのか、ホスト風な男三人に囲まれた 「お前どこの店だ、ここは俺らのシマだってわかってやってんのか」 へ?何の話かわからなかったけど、取りあえずフリーターと答えた 「嘘ついてんじゃねーよ」 不機嫌なホスト風に胸ぐらを掴まれた あぁ、顔に痣なんて出来たら無くなるまで面接いけねーじゃん 殴られる覚悟をして、歯を食いしばっていた…  あれ?来ない 凄く背の高い、多分185センチ位ある格好いい人が、俺を殴ろうとしたホストの腕を捻り上げていた 「いてーいてー離せよ!くそっ」 「じゃあ、もう殴らないな」 声まで格好いいー 「くそっ覚えてろよ」 捨て台詞まで格好悪い 「本当にありがとうごさいました。助かりました。」 ジィーっと見られた よーく見てもイケメンだ 「あんたが面接の真柴航さん?」 あ!待ち合わせの人だ! 「はい!そうです!山崎工務店さんですか?」 こんな格好いい人がガデンなんて、なんか勿体ないなー
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