第1章

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職人さんにも味は合格点をもらい、一安心 親方は病院に寄ってから帰ってきた 「お帰りなさい。お風呂できてます」 「ありがとう」 頭をクシャクシャになでられた お母さんと親方はとても仲良し 恭二には、三つ上のお兄ちゃんと、五つ上のお姉さんがいて三兄弟 お姉さんはお嫁に行っていて、子供が二人いる お兄さんは家業を継ぐため、他の会社に住み込みで修業をしている 皆、ご飯とお風呂も、済んで各自部屋に戻った 「恭二くんも将来は同じ仕事をするの?」 「いや、aboveって知ってる?」 「覆面アイドルだよね?高校を卒業したらマスク取るって言ってる」 「うん?おれそれのKだよ」 「へ?本当に?」 どうりで格好いいわけだ 「何で、そんなに格好いいのに覆面アイドルなの?」 「メンバーの一人が高校卒業するまで、顔を出したくないってのが理由なんだけど、おれらも顔を出して歩けるし、あと1年は自由にしていたいから」 「じゃあ、高校卒業したらアイドルなの?」 「まぁ、そう言うことになるかな」
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