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──『咲、ぼくは咲と絶対に結婚するからね!やくそくだよ!』
いつだったか優斗とした約束が蘇る。
「嘘つき」
結婚するって約束したじゃない!
───もしも神様がいるのなら残酷だ。
私から愛しい人をとるのだから。
────泣きっぱなしの私。
ただただ悲しいだけ。
───カサッ
「何、これ」
何枚目になるか分からないティッシュをまた取ろうとした時だった。
.......その一枚の紙に書かれていた文字は
『咲、僕達ももう大人になって結構経ちました。───それでね、話があって.......まだ早いかもだけど、咲とは絶対結婚するから!
僕が一生守るから…
結婚しようね
優斗より』
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