第1章

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   僕は山下に電話をかけようとした。   すると、子機が鳴り「お電話ですよ」と告げられた。     僕 「はい……」   山下 「天野?誰かと話てた?携帯繋がらなくてさぁ~」   僕 「うん…ごめん。 長谷川と話してた。」   山下 「長谷川?早いな……じゃぁ…もう聞いた?」   僕 「うん……一応おめでとう!」   山下 「なんだよそれ…」   僕 「長谷川の事…好きって感じに見えなかったからさ~」   山下 「好きだよ!」   僕 「へぇ~…」   山下 「なんだよ!」   僕 「長谷川…不安がってたよ…強引にOKもらったみたいだから…」   山下 「…………………」   僕 「どうしたの?」   山下 「嫌なんだよ…」   僕 「何が?」   山下 「長谷川を傷つけるなんて…」   僕 「それはわかるけど……僕ならOKしないよ。」   山下 「天野はどっか欠けてんだよ」   僕 「ははっ♪確かに…… けど、山下… その選択は後悔するよ」   山下 「努力はするよ」   僕 「わかった…応援するよ」   山下 「どうも……じゃあ…またな」   僕 「うん……あ!ちょっと!」    
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