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風呂に入って考える…
僕は…
山下や長谷川になら、欲しい言葉をあげられる。
彼らが今どんな言葉が欲しいのか…
なんとなくわかるのに…
坂本さんはさっぱりわからない。
今までの彼女だって…
当たり障りなく距離を保つくらい簡単だった。
途中で面倒になってやめると、すぐ別れにつながった。
人に興味がないわけじゃない…
むしろ寂しがり屋な僕は、周りに人がいないと…
ただ…境界線を引いているのは確かだ。
そこは…
まだ誰も入れた事がない。
今後も入れる気はないけれど…
坂本さんには知られてしまいそうで怖い。
根拠はない。
なんとなく怖いのだ…
危険なものに惹かれる気持ちが、僕の思考回路を狂わせているのだろうか?
体はスッキリしても、いつまでも続くモヤモヤが気持ち悪い。
明日の天気は晴れだといいな…
関係ない事を考えて、一生懸命自分をごまかしてみる…
例え無駄だとわかっていても…
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