サラリーマン

21/25
前へ
/27ページ
次へ
「私は他の人を見ながらあなたを想像していた。それが昨日、私の想像通りにあなたが悶えているのが見えた。彼の手の中でね。だから今夜は私の番です」 「こ、今夜って・・・!?」  山本さんを一晩中相手にする気などさらさらない。  夜には夫だって帰ってくる。  そんな時だ。  テーブルの上で携帯電話が鈍く揺れ動いた。  山本さんは私から離れ私の携帯電話を取り操作すると、ある画面を私に見せてくれた。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加