第10章 ボディーガード①

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「な……!」 暗闇。 ソファーに横たわる悠月さんの上に 髪の長い女が馬乗りになっていた。 その手には (ナイフだ……) 細長く光る刃物を握って こちらを振り返る。 「……悠月さん!」 完全に常軌を逸していた。 「ミイ!来んな!」 それでも悠月さんが元気に叫んだから ほんのちょっとホッとした。
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