第10章 ボディーガード①

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次の瞬間。 「わ!」 女は悠月さんの上から飛びのくと ナイフを振り回し僕に向かって突進してきた。 「ミイ!」 「ミイちゃんっ……!」 だけど 一対一なら負けないさ。 いじめられっ子を克服すべく 長いこと習わされていた空手が まさかこんなところで役に立とうとは――。 「ヤアッ!」 相手を威嚇する 気合いの一声を上げると。 僕は暗闇で見事 女の手からナイフを蹴落とす事に成功した。
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