契約しようぜ

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いつもなら笑顔で見送ってくれるけれど、今日は笑顔どころかこっちを向くこともなくて。 「じゃあな」 たった一言そう口にして、また煙草を咥えていた。 「うん」 短くそう言ったあと、唇をきゅっと噛み締めながら、足早に学の家を出た。
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