プロット その2

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プロット その2

あるクエストを一緒にこなした男女二人の冒険者。 その二人は、そのクエストをきっかけに一緒に旅をするようになります。 いろいろな冒険を経て、互いを大切に思いあう二人。 恋人未満友達以上というのに近い関係になっていきます。 しかし、二人の因縁がそれを引き裂いていきます。 男には妹がいました。 しかし、故郷の村で事件が起こった時、事故で冒険者に殺されてしまったのです。 妹の敵を探すため、男は冒険者になりました。 女は冒険者になったばかりの時に、功績を焦るあまり、生死不問の賞金首を倒そうとして、近くにいた少女を誤って殺してしまいます。 賞金首が咄嗟に盾にしたのです。 それは事故として処理され、処罰は受けませんでしたが、女の心の奥底には、深い罪の意識が植えつけられていました。 もうこれを読んでる人にはわかりますよね。 そうです、男が探していたのは、今まで一緒に苦楽を共にしてきた女。 妹は大切な存在で殺した相手を許せないのに、妹を殺したのは大切な仲間である女。 その矛盾に、男は葛藤します。 仇を討つのを辞めて、このまま知らないふりをしながら女と旅をする道。 それでも、妹の敵を討って、また一人で生きてゆく道。 悩んで悩んだ挙句、二人は剣を交える道へと進んでいきます。 そして、女は──「いつかはこんな日が来るかもしれないと恐れていた。気づくのが、旅を始める前なら、お互いに苦しむことはなかったのにね」と、悲しそうに男に告げ、男もまた同じことを思うのです。 +++++++++++ というプロットがありました。 どうやっても私は、主人公を殺したいようです(笑) たまには、生かすお話を作りたいですね。
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