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 『金ネクタイ』はそう言って『青服』をなめるように見つめた。 「ここにいる全員、借金かさんでたり金が緊急で欲しくて集まってるんだろう?でなきゃ、『マネージャー』のあやしい誘いにゃのってねえもんなぁ。どいつもこいつも借金で首が回らないとか、働きたくなくて、楽に金稼ぎにやってきたって感じだもんなぁ。『青服』さん、あんた1番金銭欲強そうに感じないけど、なんでこのゲームに参加したんだね?」 「私も賞金のために参加したに決まってますよ、『金ネクタイ』さん」  『金ネクタイ』のいうとおり、『青服』が1番落ち着いていて、借金がありそうでもなく、大金目当てというようにも見えなかった。この部屋では彼が1番異端だった。 「それより『金ネクタイ』さん」 「なんだぁボクちゃん?」 『青服』から声をかけられて『金ネクタイ』は面倒そうに応じた。 「あんまりしゃべりすぎてるとかえって危険ですよ。このゲームある意味チームワークが大事なんですから」 「こりゃありがたい忠告だ。優しいね『青服』ちゃん」 『赤メガネ』は楽しそうに2人のやりとりを拝見し、『ドクロ』は面倒そうに椅子にもたれかかってあくびをした。 「さぁて、ちょっとトイレでも行ってくるか」  『赤メガネ』が立ち上がり、西のドアを開けてトイレへ行った。すると、『ユニクロ君』も同じように立ち上がった。  『赤メガネ』がトイレへ入ったあと、『ユニクロ君』も続いた。トイレから一発の銃声。  返り血を浴びた『ユニクロ君』が、室内へ戻ってきて、『赤メガネ』の持っていた石をテーブルの上へと転がした。  『赤メガネ』ゲーム終了
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