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もうヤダ!! やってやろうじゃん独り暮らし!! どうせなら彼氏も買って並べてやるんだから!! とにかくこの部屋を片付けよう… 顔を上げ部屋を見渡せば、どこから手を着けていいか分からないほどの荷物。 そうだ♪麻希を呼ぼう♪ スマホスマホ… ーーあ。 下じゃんよ~ 暗いオーラを背負ってリビングに戻った 「桃花ちゃん」 そっと声を掛けてくれたのは恵美さんだった 「その…なんだかごめんなさい。」 コイツもグルかと思っていたのに、恵美さんは申し訳なさそうに顔を覗いてきた ついつい愛想笑いしちゃう私も私だけど… 「あ~全然気にしないで下さい!っ本当に大丈夫だし、っあ!!これからもあんな兄ですが、よろしくお願いします!!」 ニヒヒヒヒ… そんなひきつった笑顔しか出来なくて、スマホを手に取り、急いで二階に戻った
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