第1章

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もう私とキミは、会えないと思っていた。 …けれど、中学生になり、クラスわけがされ、キミと私は同じクラスになった。 ―正直、特に嬉しいとは思わず、 「あ、一緒だ」 としか思わなかった。 だけど、私とキミはどちらともなく話しかけ、一緒に行動するようになっていた。 …中学生になるまではまさか、キミがクラスで一番私と仲がいい人になるとは思ってなかった。 人生不思議なもんだ(笑) いつしか私とキミは何でも言い合える仲になっていた。 キミはとにかく毒舌で、苛つくのは日常茶飯事だ。 でも不思議と、キミのことは嫌いにならなかった。
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