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その後飲み物を買うために結局コンビニへ立ち寄り、とあるマンションの前に 到着した。
何度みてもかなり家賃が高そうだ。
このマンションの最上階の20階が目的地である。
陽菜と共に中へ入り、借り受けてあるスペアキーでオートロックを解除した。
壁や床は白を基調としており、清潔感が保たれている。
広く明るいフロントを抜け、エレベーターへ。20階を目指す。
「そういや今日は巫女の仕事はしてないのか?」
「毎日する必要は無いわ。
バイトの子だっているしね。もちろん素人だけど」
「大丈夫かよ」
「大丈夫よ。
異変なんてほとんど起こらないし、結界も張ってあるわ。
それにこの辺りの〃現代魔術師〃は私とあなた、それに恭子さんしかいないじゃない」
「そりゃそうだけど……」
そんな話をしているうちに目的の階へ辿りついた。
エレベーターから降り、俺達の事務所へと向かう。
外を見やると夜景が綺麗だ。
月も夜空に大きく輝いており、本当にウサギが餅をついてーー
「……ねえ、蓮香」
「ん?
ーーは?」
「え?」
のほほんとしていた次の瞬間、眼前が白くモフモフした何かに覆われる。
そして身体に何かが倒れ込んでくるような衝撃を受けた。
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