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「店内でお召し上がりでしょうか?」
カップルらしきお客さんがカウンターで注文を開始したので、後ろでドリンクなどを作りながら間違っている部分が無いか確認する。
栗色の髪の毛もきちんと纏められており、清潔感もある。
「はい。
そうしましたらお会計がーー」
ふむ。
問題なさそうだな。
コンディメントーーいわゆるストローやガムシロなどの準備も注文を受けながらテキパキとこなしている。
俺は注文された品を袋に詰めていき、彼女へ渡していく。
「ありがとうございました」
そして最後にセリと一緒にお礼を言って、お客さんを見送った。
「それにしても本当に覚えるの早いな、セリ」
「そ、そんなこと無いですよ蓮さん」
褒められて嬉しいのか、照れてるのか頬が少し赤くなる。
いや、可愛い。
「いやいや、俺なんかコンディメント覚えるの結構苦労したんだよ。
それを1度教えたけでほぼ完璧だなんて、凄いよ本当」
「そんな……
蓮さんの教え方が上手だからですよ」
「そう言ってくれるのは嬉しいな」
「はい。
これからも色々教えて下さい」
天使のような微笑みを向けられる。
ああ、本当にいい子だ。癒される
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