僕と彼女と

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ここはとても小さな島、 「淡坂島」の中にある、 唯一の高等学園。 「公立淡坂学園」だ。 人口も千五百人程で、 コンビニも、大きなビルが あるわけでもない。 面積もそこまで広いわけでは ないが、桜が多くて、 四季がしっかりと感じられるのが この島の特徴かもしれない。 畑があり、ほとんどの建築物は 木でできている。 この学園も、木造建築だ。 要は、ここは結構な田舎だ。 「…もうそろそろ、僕も 教室から出なくちゃ…」 もう一度窓から外を見ると、 生徒の姿すら無かった。 僕も、早く出た方がいい。 僕は教室を後にした。
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