LOT.2 蓮水夏希&向日葵

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 わたしは黄色いドレスを着て、夏希の横に立っている。  隣を見ると、わたしによく似た顔の彼女が小さく笑った。  わたしも微笑み返して、彼女の手にそっと触れる。  そのとき、オークショニアーの声が聞こえた。 「ロットナンバー2番、蓮水夏希、蓮水向日葵!」  わたしは、細くてやわらかな夏希の手を握る。  いつも、彼女がそうしてくれたように……  そしてその手を引いて、金色に輝くステージへ上った。  双子のわたしたちを包み込んだのは、太陽くらい眩しい光だった。  ねえ、夏希……  わたしは、二度とこの手を離さない。  だって、あなたを愛しているから。  わたしたちは、いつも一緒にいなければならないの。  ひとりだと、半分になってしまうから。  だからわたしたちは、これからもずっと一緒……
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